旗の価値

　青い鯖にて今川家の旗を持つ薬師と・・・同じ鯖にて浅井の旗を持つ侍・・・自然と薬師を使いたくなってしまうのは人の常・・・あいや、世の理・・・天地開闢以来の摂理とでも申しましょうか・・・まぁ・・・そーゆー感じでここ３日程はこの薬師を使用しておじゃります・・・

　一昨日のこと・・・昇仙峡で粘土拾ってこいとかゆー甚だ奇怪な依頼を受け、単身乗り込んだまでは良かったものの・・・えぇ・・・薬師のソロでネズミを倒せとか鬼のような試練で・・・
　何とか１体のネズミを倒したものの、コレはソロでは厳しいとゆー結論に達し、全体検索掛けてみたところ・・・３２の歌舞伎さんがおじゃりまして・・・麻呂の薬師は２９くらい・・・チト上の方なれど、きっと同じクエで来ておじゃるものと決め付け・・・

　ネトゲでおじゃる以上、他者に話しかけるのはごく当然のことで、それこそ徒党を組んでから「良かったのか？ホイホイ付いてきて」とかゆー感じになるのが基本・・・あいや、基本ではおじゃりませぬな・・・まぁ・・・まずは話をして、対話をしてから全てが始まる・・・そんなものでおじゃりましょう・・・
　ところがのぅ・・・しばらくやってないと、話しかけるのにも何となく物怖じしてしまいまして・・・麻呂らしくもないことでおじゃりますが、チト躊躇した次第・・・

　決め付けてから話しかけるまで数分・・・いやさ、ネズミのおじゃる場所で狩る姿を見、こりゃ偶然見かけたように見せかけ・・・えぇ・・・さり気なく・・・さり気なく・・・そっと優しく対話を入れて、御一緒頂いた次第・・・

　えぇ・・・初対面でおじゃれば「麻呂の露払いを命ずる故、そちの塵に等しい命を燃やし尽くしてでも麻呂の期待にこたえよ」などとは申しませぬ・・・初対面でなくとも斯様なコトは申しませぬが、御一緒願ったところ、「いいですよ～」とゆー気楽な返事・・・

　麻呂は一人称を「私」とし、語尾は「です。ます。」として・・・えぇ・・・リアルと同じような話し方・・・そう・・・昔・・・まだ麻呂が知人から「麻呂さん」とか呼ばれる前のような口調・・・返事は「はいな」「ほいさ」とか・・・えぇ・・・
　先方さんは何かキャラを模索しておじゃるのか、恐らく縦ロールチックな・・・語尾が「ですわ」とか・・・そんな感じのキャラを目指しておじゃるようで・・・でも歌舞伎・・・

　何と申しましょうか、２人の徒党なれど・・・昔「姐さん」とゆー恐ろしい忍者がおじゃりましたが、件の歌舞伎さんは時折その姐さんのような口調をして・・・えぇ・・・思わず「姐さん」と呼んでしまいそうになったものの、ソコはホレ・・・相手に失礼でおじゃれば声に出していませぬ・・・
　思い出がブワッと・・・えぇ・・・モニターが滲んでしまいそうになりつつも、時は今・・・雨は降っておじゃりませぬが、とにかく今は今・・・現実を見つめねばなりませぬ・・・

　会話も普通にする歌舞伎さんで、事務的でなく・・・えぇもう・・・良い人でおじゃりましたぞ・・・
　最後・・・別れ際にやめようと思ったのに知人登録なんぞしてしまいまして・・・また後悔の種が一つ・・・今回も１ヶ月くらいしかインできぬのに・・・晩秋限定のインとゆーのも風情がおじゃるのぅ・・・とゆーレベルではなく、純粋に知人とゆーか、親しい方々に申し訳ない状況で・・・

　それでもまぁ・・・楽しい思い出が甦る黒い知人一覧も・・・えぇ・・・考えようによっては悪く無いのぅ・・・