本当に今更で

　何年前のモノかは存じませぬが、今更ながらに十二国記にハマってしまいまして・・・えぇ・・・
　文月のいつだか・・・友人が麻呂に「これ良いから見な。ネズミ良いよ。惚れる」と言い残して置いて行ったDVD・・・

　ネズミと申さず楽俊と申せ

　と、今ならば申すところでおじゃりますが・・・いやさ、何ともこう・・六太良いのぅ・・・見目はわろしと申すところなれど、背景がもう・・・応仁の乱にて口減らしに逢ったとのことなれど、その・・・あの戦の折に口減らしをせねばならぬのはままおじゃったこととは申せ、「迷惑にならないように帰らない」のがもう・・・えぇ・・・涙無しには見れぬシーンにて・・・
　余談なれど、小松直隆・・・尚隆かのぅ・・・なおたかさんの家臣団・・・えぇ・・・無論爺さんやら婆さん・・・それに女共のあの戦振り・・・握り飯のようなモノを抱えて城に走っておじゃった女がヒロイン扱いでおじゃりましょうが、あの射掛けられた瞬間に左脳を射抜かれて目を見開いておじゃたシーンは何とも形容し難く・・・
　あーゆー恋物語でおじゃれば麻呂の好み・・・と申しましょうか、やはり叶わぬモノの方がのぅ・・・ついでにその六太と小松さんの過去を話す世話役も大好き・・・

　何を申しておじゃるか分からぬやもしれませぬが、焼酎とビールで大分イッておじゃる上に、こんな時間までDVDを見続けた麻呂の脳内・・・諸々察してたもれ・・・

　えぇ・・・御所様とは対照的な巧王さんも好きでおじゃります・・・

　とりあえず、旅芸人の小娘が可愛すぎることと、その母が素晴らしすぎること・・・そして楽俊の母と本人は非常に出来た人でおじゃりますな・・・
　麻呂の中で抱かれたいケモノ№１は間違いなくこのネズミ・・・そしてこの十二国記で最も感動的なシーンは、六太が捨てられるところ・・・「一人でも減らさにゃ」とゆー話を聞いた後、「大丈夫、帰らない。迷惑かけない」と申すそのシーンでおじゃりましょう・・・両親や兄弟に気遣い、自分が・・・（／号泣

　いやさ、本当に今更ではおじゃりますが、十二国記は良いのぅ・・・